木幡育也からフロセミドが検出?利用目的や禁止理由とは?

木幡育也騎手が、ドーピング検査にかかり、30日間の騎乗停止になりました。

今回検出されたのは、「フロセミド」です。

木幡育也騎手は、以前この薬を内服していたことがあったそうですが、その際には内服していることと、理由をきちんと申告していたそうです。

しかし、今回は、申告していないどころか、今回のフロセミドは本人に対して処方されたものではなく、他人から譲り受けたものだったそうです。

「フロセミド」って、どんな薬なのでしょう?

また、なぜ禁止薬物に指定されているのでしょうか?


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今回は、「フロセミド」ってなんなのか?

また、なぜ利用したのか?

そして、なぜ禁止にされているのか?

これらについて述べていきたいと思います!

フロセミドってなに?

フロセミドって聞きなれない薬ですよね。

『ラシックス』っていったら、ご存知の方も多いかもしれません。

いわゆる、利尿剤です。

主に利用される疾患としては、心不全などがあります。

心不全になると、心臓の動きが悪くなって、血流が悪くなります。

そうすると、体内の水分(血液)が溜まってしまって、ますます心臓に負担がかかります。

(水分量が多いと、心臓から血液を押し出すとき、力が入りますよね)

しかも、心臓に負担がかかるだけではなく、体に水分がたまることによって、浮腫(ひどいむくみ)が生じます。

そこで、利尿剤を内服し、おしっこの量を増やして体の中の水分を外に出すわけです。


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フロセミド(ラシックス)は、尿を作り出す腎臓に作用して、尿量を増やします。

ですので、腎臓が悪い人には使えないのですが、腎臓が大丈夫な人にはこのラシックスで利尿作用を狙います。

では、このフロセミド(ラシックス)は、どのように働きかけて尿量を増やすのでしょうか?

フロセミド(ラシックス)は、腎臓にある尿細管というところでの塩分と水分の再吸収を抑えます。

それで、水分の吸収量が減るので、尿量が増えるわけです。

尿量が増えることによって、体の中の水分量が減り、血圧が下がったり、(心臓から排出される血液用が減るからです)

浮腫が軽減したりします。

フロセミドの利用目的、禁止理由とは?

フロセミド(ラシックス)が、利尿作用目的だと言うことが、先ほどの文章からわかりました。

それでは、なぜ禁止薬物になっているのでしょう?

ただ尿の量を増やすだけで、筋肉量が増えたり、力が強くなったりするわけではありません。

禁止薬物というと、ステロイド剤などが思い浮かびますよね。

競技する上で、記録を良くしたいがために使用するわけです。

利尿剤で記録が良くなるとは思えません。

むしろ、尿量が増えて、排尿回数が増えるので、トイレに行く回数が増えて、不利になるようにも思えます。

では、なぜ、フロセミド(ラシックス)がドーピングに引っかかるのでしょうか?

それは、尿量が増えることに理由があるのです!

尿量が増えるということは、尿の濃度が薄くなります。

体の中にある、排出すべき物質が薄くなって出て行くのです。

ドーピング検査は、どのようにするでしょうか?

尿の検査をしますよね?

尿の中に含まれる薬物を検査して、禁止薬物が含まれていないか、調べるわけです。

その際、このフロセミド(ラシックス)は、禁止薬物を隠したい人にはいい働きをします。

尿の排出量を増やし、尿の濃度を薄くするので、尿の中に含まれる禁止薬物を薄くできるのです。

そうすると、どうなるでしょうか?

尿検査をした時に、検出されにくくなるのです。

そのために、禁止薬物の中にフロセミド(ラシックス)が入っているのですね。

しかも、このフロセミド(ラシックス)は、利尿作用しかありませんから、ドーピングを隠したくて飲んだとしか理由がありません。

ですので、禁止薬物に含まれているのですね。

フロセミドの副作用とは?

実はこのフロセミド(ラシックス)、モデルさんたちが使うことがよくあるのです。

なぜなら、むくみが取れて、体内の水分量が減ることで体重が減るからです。

ダイエット目的で使用する人もいます。

でも、ちょっとまって!!!

このフロセミド(ラシックス)

素人が勝手に内服するのは非常に危険なのです。

腎臓に作用して尿量を増やすわけですから、腎臓に負担をかけます。

フロセミド(ラシックス)を多用して、腎不全になった例もあります。

ですので、素人が何の知識もなく、また何の検査もフォローもなしに内服するのはとても危険なのです。

腎不全になると、最悪透析になります。

また、そこまでいかなくても、尿を排出する際に体の中のカリウムも排出されるので、低カリウム血症という症状が現れます。

カリウムは、筋肉の動きに関係しますので、心臓の筋肉に悪影響を及ぼします。

心臓の動きがおかしくなって不整脈が起こったり、動悸が起こったり、けいれんやしびれ、また、吐き気やふらつきなども出てきます。

ですので、むくみを取りたいから飲もう!

とか、簡単に内服してはだめです。

絶対!!

きちんと医師の監視下の元飲むべき薬なのです。

おわりに

木幡育也騎手は、30日間の騎乗禁止になりましたが、危険な行為です。

何の薬物を隠すために内服していたのかわかりませんが、体を大切にしてもらいたいものです。


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